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| 能面のおはなし 「 小面編 」 【 8班 原田さん 】 |
小面の 「小」 とは、可憐、優美、年の若さを意味します。
従って能に使われる女面の中でも一番年若く、15〜16歳くらいに該当します。
そして女面のみでなく、全能面の代表的存在で、最もポピュラーなものです。
豊臣秀吉が能に凝り、天下の名面を蒐集していたことは特に有名ですが、中でも名工龍右衛門に打たせた小面の 『雪、月、花』 は “天下一 ”と評されました。
その後、
『雪の小面』は
秀吉の能の師匠である金春太夫に与えられましたが、一時、金春家の手から離れていたものを金剛家が発見して買い取り、現存する最高の小面としてその美を誇っているとのことです。
『月の小面』は
徳川家康に与えられましたが江戸城の火災により焼失してしまいました。
『花の小面』は
金剛太夫に与え、明治以後三井家に移り現在三井記念美術館に所蔵されています。
彩色の破損がひどく修復の手が入りかつての 『花』 の面影は失われているとのことです。
小面等の若い女面は汎用性が高く多くの曲に使用されています。
能楽各派で使用する女面は
観世流・・・若女 金剛・喜多流・・・小面 金剛流・・・孫次郎
宝生流・・・節木増
(能楽には現在シテ方として五流あります。1.観世流 2.宝生流 3.金春流 4.金剛流 5.喜多流)
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(余談)・・・能面の表情
小面の愛くるしい美貌は万人に愛されてきました。
しかしこれは人間の顔そのままの模写ではなく、今日の標準では決して美人に入る面相では有りません。( 写真―左 )
いわゆる 「能面の様な」 と言われる中間表情ですが、これを少しうつ向ける ( 面を曇らすといいます ) と憂い顔、泣き顔になります。( 写真―中 )
反対に少し上向ける ( 面を照らす ) と笑い顔になります。( 写真−右 )
私のものは未熟でそう見えないかもしれませんが、感じていただけたら幸いです(笑)
(参考資料:森田拾史郎著 能のおもて他)
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●原田さんから届いたコメント
このホームページ楽しませて貰っています。
投稿に多くの方が取り組んで貰えることを願っています。
私の稚拙な話ですがまた投稿させてもらいました。
宜しくお願い致します。
●管理者より
原田さん、投稿ありがとうございます。
何と言っても、校友会員からの投稿がないとページが増えません。
各班、各クラブとも、盛んに活動している様子を見聞きしています。
昨年の学園祭展示作品を見ても、趣味をお持ちの方は結構います。
アクティブシニアの多い校友会ですが、なかなか投稿に結び付いていません。
多くの方が、このホームページに参加していただけることを願っています。
今後ともよろしくお願いします。
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